突然ですが、
あなたの会社の企業理念を
教えていただけますか?
急にこんなことを聞いてごめんなさい。
ちなみに、忘れてしまった…という方、ご安心ください。
覚えていないのが普通です。
なぜか? その理由はだいたい次の2つです。
━━━━━━━━━━━
理由1:抽象的だから
理由2:企業理念の背景にある情報が欠落しているから
━━━━━━━━━━━
なので、覚えてもらえるように
具体的にイメージできるものに変えましょう!
ということではなくて…
一体、何のために企業理念を伝えるのでしょうか?
他の会社も伝えているから?
前の担当者が作成したスライドに載せられているから?
なんとなく?
そうかもしれません。
でも、本来は…
あなたの会社は企業理念を大事にしているはずです。
その理念に共感してくれて、
その理念を実現させる仲間を
探しているのではないでしょうか?
なので、大事なことは
企業理念を覚えてもらうことではなくて
共感してもらうことです。
共感のチカラは絶大です!
共感は人を惹きつけ、
深く関わりたいという
強い欲求を生み出します。
なので、
「当社の企業理念は◯◯です」って
淡白な説明ではもったいないです。
それだとほとんどの人が
「そうですか…」といった反応しか
してくれません。
そして次の瞬間には
宇宙の遥か彼方へと
葬り去られてしまいます。
じゃあ、共感してもらうには
どうすればいいのでしょうか?
それは企業理念が生まれたきっかけを語ることです。
必ずきっかけがあるはずです。
創業者や社長、あるいは役員など
知っていそうな人に聞いてみましょう。
詳細は知らずとも、想いは受け継がれているはずです。
なお、企業理念を語る際に
次のことを伝えるといいでしょう。
━━━━━━━━━━━
✅ なぜその企業理念が生まれたのか?
✅ なぜその企業理念を大事にしているのか?
✅ その企業理念を通じて何を実現させたいのか?
━━━━━━━━━━━
淡々と説明しないように
この3つを伝えることを意識して
想いを伝えましょう。
まずはそれぞれについて1分ずつ(合計3分)
語れるように挑戦してみてください。
考える時間がありませんか?
それなら、本番でいつも通りに
企業理念を伝えた後に、
次のように続けてください。
「なぜ、この企業理念を大事にしているのかといいますと…」
あとは勝手に言葉が続くはずです。
自分のアドリブ力を信じて、一歩踏み出しましょう!